2006年04月10日

●ボクサーの行方

この週末は、スポーツクラブへ行ってまいりました。
痩せないと。。。。。
ボクシングの階級でいうと、現在、クルーザー級(ヘビー級の1つだけ下)どぇす…
半年前までは、その2つ下のスーパー・ミドル級ほどだったのですが。
目標は、ミドル級!といいつつ、ヘビー級寄りになってきてます。。。
(わかりずらい?値はこちらのサイトさんで)

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3月は別れの季節、4月は出会いの季節ですかね。
7年ほど前にスポーツクラブで、一緒にボクシングをやっていた当時中学生だった男子が大学を卒業し、スポーツクラブのスタッフとして、アルバイトですが、今月からスポーツクラブに入ってきました。

出会いのキッカケは、8年ほど前にスポーツクラブのスタジオ内で私達がミット打ちやスパーリング(スポーツクラブなので約束組手ですが)などをやっているのを興味津々にスタジオの外から見ていた彼の姿があり、「やってみるか?」と引きずり込んでしまったのが、付き合いの始まりであり、彼のボクシング人生のスタートでもありました。

一緒にボクシングをやってみての印象は、中学生のワリには、行動もちゃんと物事を考えていて、筋の通った質問も多く、練習のやり方も前回に失敗した事を今回は修正してきたり、応用というか色々試してきてみたり、「やられてもともと」という気持ちで向かってくる。ダラダラやっている私なんかよりよっぽど一生懸命で、中学生ながらある種「尊敬」のような気持ちを私も持っていました。

その後、彼は高校に進学し、スポーツクラブは退会しましたが、ボクシングでも名門の高校へ進学し、本格的にボクシングに取り組み、国体2位の成績を収めました。
大学進学後は、全日本の合宿に参加するまでにもなりました(コレってスゴイ事なんです)
彼のご近所さんのおじさんからスポーツクラブ内で彼の戦況ブリはよく私の耳にも入ってきてました。
ネット上でも(写真付で)試合の様子が報じられてたり。
「あと1勝すればアテネオリンピックの切符ゲット!?」というところまでもいったようなのですが。。。

それにしても、あんな小さくあどけない中学生だった彼が、今、クラブのスタッフとして、ちゃんと接客もし、働いてるという姿を見ると、嬉しいような、不思議なような、なんか言葉では表現できない想いが出てきます。

「大学卒業→バイト」というところに「おや?」と、ひっかかるかと思いますが、彼はまだボクシングを続けたい(プロになる)という気持ちがあるようです。ジムに通いながらクラブのバイトをしています。トレーニング目的ですね。ちょっと顔や体が丸くなっているので、近々試合などがあるという気配はなさそうですが。

私は以前からそのご近所さんのおじさんを通じて「もうやめた(引退)した方がいいのでは」と伝えていました。彼のご両親も「プロ転向反対!」だそうです。
私もあと5年若ければ「お~ヤレ!ヤレ!」と勧めて彼を応援して煽っていたのかもしれませんが…たった一度の人生ですしね。一瞬でも輝きたいという気持ちもわかってはいるのですが、ボクサーの成れの果てを考えるとね。。。
これが別のスポーツでしたら、また意見も違うのでしょうけど、ボクサー人生を終えてからの事を考えると意見も守りに入ります。引退後、まだ2/3の人生を別の道で生きていかなくてはいけないのですし。

昨日も色々話したのですが、迷いがあるというか、中途半端な気持ちでいては、決してウマくいくような甘い世界ではないですし、危険な事なので、「ならば、もうちょいやってみて結果を出したら即やめちゃったらいいんじゃん?」と軽めな感じでその場は敬遠ぎみに言っておきました。追い風を期待してるのか、向かい風を感じてみたいのか、その場では解からなかったので。
彼も「引き際が難しいですよね」と言ってました。彼の性格上、「やる以上は勝ち逃げもできない」という事だと思うのですがね。

ちなみに彼は学生時代、ライトフライ級という階級にいましたが、ちょい育ってるようです。一つ上になるとフライ級となり、亀田興毅(かめだこうき)選手がいますね。(あらま…)
進めばいずれは闘うことになるのですかね。
「なんとかがんばってシボって、1つ下のクラスに行った方がいいね(笑)」と言っときました。
彼も「彼(亀田選手)とはやりたくない」と笑って言ってました。
ま、あくまでも“そうなったら”の冗談話ですが。

しかし余談ですが、私としては最近、亀田3兄弟のお父様が私より年下というのが色々カルチャーショックというかビックリしてるこの頃です。。。