2006年05月11日

●BCL

今朝、出勤時のラジオから流れてきた議題(?)は、コレクションについて。
「何かコレクションされてるモノはありますか?」という事で、自分に振り返って考えてみると、これといって何もなく、またそういった趣味もないんですけどね。

で、そのラジオから『ベリカード』という言葉が出てきました。

『BCL』って、ご存知です?
『Broad Casting Listener』の略で、直訳すると「放送聴取者」というような意味になるのでしょうか。

ラジオで、AM、FM放送や海外の短波放送などを聴くのですが、聴く事のみならず「その放送を聴いたヨ!」というような「受信報告書」というレポートを「信号の強さ」や「雑音の多さ」などの受信状況5段階評価とあわせまとめ、その放送局に郵送すると、放送局から「たしかに受信されましたネ!今後データとして活用させていただきます」というお礼的な意味合いの『受信確認証』ベリカード(Verification card)というカードが送られてきます。
マチマチですがだいたいハガキくらいの大きさのカードですね。
その放送局や国によって様々な趣向のデザインがあり、このベリカードのコレクションがBCLのもう一つの大きな魅力のなのではないでしょうか。

70年代から80年代にかけて流行りましたね。
今のようにインターネットというモノがなかった当時において、国内外の情報にリアルタイムに触れらるという点からも大きなメディア的存在だったのでしょうね。
(「インターネット前のオタクの走り」という見解もあるようですが)

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私も中学の時にこのBCLにハマった事がありました。
クラス内の9割の男子生徒の話題の中心はこのBCL.。
(あと「コンバット」ね。「チェックメイトキング2ぅ~!」みたいな。。。)
その流れのセイもあって。

私の場合、放送の内容云々よりは、このベリカードを多く入手し、仲間に自慢するというミーハー的点が大きな目的だったような気がします(笑)
夕方5時になると、ラジオの前に座り、モスクワ放送のチャイムを聴くことが日課のようになってました。
ロンドンBBCのビッグベンの鐘の音やラジオオーストラリアのワライカワセミの鳴き声など、今こうして記事を書いていて、色々思い出してもきました。

ちょっと背伸びをして英語放送を聴き、アメリカの放送局へ英単語を適当ぉ~に並べて受信報告書をエアメールで送ってみた事もあります。
ベリカードは送られてきませんでしたが(きっと、チンプンカンプンだったのでしょうね…笑)
海外の放送局のみならず、国内のAM、FM放送局、テレビ放送にもこのシステムは今でもあるようです。
「懐かしい~」と思ってしまうんですけどね。

写真は、一例として、Bay-fmさんの2003年頃のデザインのベリカード。
そして私が中学の頃、全財産を投げ打って(?)購入し、主に使っていた、NationalさんのPROCEED2800という受信機の同機種。