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2008年05月20日

●ギターリペア

暖かくなってきましたね。
この週末、私はといいますと、暖かさはあまり感じられなく…
寒気を感じていました。
どうも風邪をひいたようです。

熱は…計っていないので数値はわかりませんが、おそらく発熱はしていたんだと思います。

股引を脱いだとたんに、この状態です。。。
そんな感じで、仕事は休めないのですが、週末は思いっきり寝込んでしまい、HP作りは大幅に滞っております。。。


先日、楽器診断を受け、そして「ギターを修理に」なんてお話をさせていただきましたが、昨日ギターが手元に帰ってまいりました。

修理というよりは、弾きやすくするための改造というニュアンスでしょうか。

楽器診断時では、ネックの反りはありましたが、それ以外にこれといって大きく直す箇所はなかったようです。そして、診断士さんから「どこか気になる所はある?」と聞かれ、「弦高」と答えました。

私は、2○年前に作られたYAMAHA製のアコースティックギターを使っています。
ちなみに、アコギはフォークギターとも呼ばれますが、これは日本でしか通用しません。
フォークギターという名はYAMAHAさんが付けたという話を聞いたことがあります。

今、¥10万以下のYAMAHAのアコギは、すべて中国製のようです。10万以上のモデルで日本製が出てくるようです。
私が使っているアコギは、そんな高価格なギターではないのですが、昔のギターですので、日本製です。

で、弦高の話に戻りますが…
弦高といいますのは、ギターのネックのフレットから弦までがどのくらい離れているか。
離れていると、「弦が高い」という表現をしますね。押さえるのに力が必要です。
一般に弾きやすい弦の高さといわれるのは、12フレットの位置で計り、1弦(一番細い弦)で2mm程度、6弦(一番太い弦)で2.5~3mm程度といわれています。
ま、これはひとつの目安としてで、使い方によっては異なりますし、診断士さんとのお話しの中でも「生粋のアコギ弾き曰く、弦高を下げるのは邪道!」なんて言われる方もいるそうです。
ですが実際、ギターを購入して、弦高を調整される人は多いようです。
新品のギターは、フレットと弦が触れて起こるビビリを避けるため、少し高めに設定して売られているという話も聞きます。

私のギターは、6弦で4mmほどの離れがあったんですよね。
診断士さんの話ですと、当時のYAMAHAのギターは特に高めの設定となっているそうです。
私のギターを見て、診断士さんは、「ローポジションをメインで弾いてるね?」と言われました。
いや、実際そうなんです。弦が高くてハイポジションは避けていたんです。
あ、ちなみに、ロー(LOW)ポジションは、ギターのネック側で押さえるポジション、ハイポジションは、ギターのボディ側(手前)のポジションです。
ともかく、「8フレット」と聞くと、もうその曲はやらない。みたいな…(笑)

弦高が低くなれば、高い位置で押さえることも容易にはなります。
演奏するのが伴奏のみであれば、ローポジションだけでも用は足りるのですが、メロディーと伴奏を同時に弾くソロギターとなると結構高い位置でのポジションも多く押さえる必要があります。

そして、最近ソロギターが中心の私は、この機会にギターの弦高を1mm低くしてみることとしました。
これによりポジションの幅が広がれば、弾く楽曲の幅も広がります。

ですが、冒険でもあります。低くすることにより、ギターの音色も変わるという話を聞いていました。
音が変わるというのは、すごい不安ですね。私にとっては、押さえやすいというよりもリスキーな感じがします。

加工箇所は、ネック部分のナットとボディー部分のサドル。
それぞれ削るという作業です。

そして、帰ってきたギターは…
見た瞬間、ウソみたいに弦が低くなっていました。(丸でエレキのようにペッタンコ)
弾いてみますと、たしかに押さえやすい。12フレットまでいけました。

ですが、やはり音が変わりました。
ちょっとカタイというような。。。
ペラペラになったというか…極端に言うとなんかエレアコのような音になったような…
うまく表現できませんが、「ぬくもりがなくなった」という印象がありました。

ちょっと私は風邪をひいており、発熱からか今、耳が遠い感覚もありますので、ハッキリと断言はできませんが、音は少し変わったようです。

そして、開放弦でのビビリも出ています。
私はフィンガーピッキングの際、結構強めに弾くんですよね。なので、今までと同じような弾き方では、弦がビビってしまうようです。
弾き方を変えないといけないようです。

ほんと、フィンガーピッキングですと、先日お話したモーリスS40なんて「素晴らしいクオリティー」とも感じますが、今のこのギターはスポーツクラブの面々の結婚式、ウエディングパーティーなどで演奏し送り出したというような私にとっては想いの多く詰まったギターでもあり、できればこのギターを長く使っていきたいなと思っています。
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