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2006年07月24日

●青春のテニス物語3

私の高校時代の集大成ともいえる最後のテニス大会。ジュニアオープン戦の『ピーナッツ・カップ』。
高校の看板を背負って、同級生二人に見守られる中、臨みました。

予選は、トーナメント方式で4試合あるのですが、なんだか、嘘のように、面白いように勝てて。。。
予選最後の相手は、都内のテニスの名門校だったのですが、友人達の「どんなコテンパンなやられ方で負けるのか楽しみだ」という予想に反して勝ってしまいました。(自分でも予想外)予選通過です。
即、顧問の先生に電話を入れ、同級生と抱き合いもしました。(コーラもご馳走してくれました♪)

後日に行われた本戦トーナメント1回戦では、テニスのウルトラ名門校と当りました。「あと1ゲームでラブゲーム勝利!」というところまでいきましたが、そこからウルトラ逆転負けをしてしまいました。
“勝ち”を意識しだしてから、体が思うように動かなくなってしまったという記憶があります。
サーブも全然入らなくなり、下から打ったりもしました(アンダーサーブ)
私くらいですかね。本戦で下からサーブを打つなんて選手(笑)当然、いいようにひっぱたかれますよね。
もちろん、本戦ともなると、テニスと言えど相手サポーターからのチクチクとしたヤジもガンガン飛んできますし、選手同士のプレッシャー(威嚇)の掛け合いの心理戦もあります。この辺の経験ももうちょい必要でしたかね。
こちらはやはり同級生二人に見守られて臨んだ試合でしたが、私を含め3人とも負けてもなんか「ここまで来れればもういいよな」と、すがすがしかったですけれどね。

これが評価されてか、後に同好会は晴れて『硬式テニス“部”』となり、「コートを作る」という話も浮上してきました。
もちろん、そのコートで練習する事なく私は卒業してしまったんですけどね。実際にコートが出来たのかどうかも私は知りません。
確認はしておりませんが、風のウワサで聞くと、母校の『硬式テニス部』というのは、今でも存在しているようです。
私が作ったクラブかどうかはわかりませんし、また、確認もなんとなくあえてしてないんですけどね。


余談ですが、卒業式の日…
式が終わり、皆がいなくなってから、Kと二人、屋外のバスケットコートで、最後に打ち合いました。
ギャラリーのいない中でね。お互い暫くテニスから離れていたので、すこぶるヘタクソでしたが。(笑)
そして陽が落ち始め、球が見えなくなるほど暗くなり、満足すると、私達はコートに座り込み、申し合わせたようになんとなくラケットのガットを切り、解き始めました。
「もう打つこともないんだろうな」や「悔いもないし」などと思ったからですかね。それとも、もうちょいだけ(1分1秒でも)Kとこのコートの上にいたかったからと思ったのか…今でもわかりませんが。

そうしていると、女子生徒が二人現れ、「一緒に写真を撮ってください」ときました。
丸で我々がここで最後に打ち合うのをわかっていたが如く。そして打ち終わるのを待ってもいたようです。
自慢ではないのですが、Kに会いにきたのかと思ったら、私にでした。ヒール役の私にもファンというか、そんな人がいたんですね。驚きました。さぞかし肩身の狭い想いをしていた事でしょう(笑)
ちなみに、この時点でKの制服のボタンは全て完売状態。私の制服のボタンは全て揃ってました(笑)

その後、私は、市内で常に上位にランクする社会人のテニスチームからお声をかけていただき、数年はテニスをやっていましたが、いつの間にか遠のいていきました。
「やるからには勝ちたい!」=「勝つには思いっきり練習したい!」けど、その時間が満足に割けられなくなったという苛立ちもありましてね。ま、あくまで“遊び”の域での話ではあるのですが。
そう、一度だけ、アルバイト目的でインストラクターの試験を受けた事もあります。学科試験で落ちましたが…
試験問題…「ボールの重さは何グラム?」 答…「そんなの知らん~」みたいな。。。


最近、出歩いてないもんで、特に記事に書くような事もなく…たまには、こんな昔話もいいですかね。。。
ヤ○キーではなかったと少しは証明されただろうか。

それにしても高校野球…
母校は現在のところ順調に勝ち進んでいるようです。
また甲子園出場となれば、寄付の依頼が来るんだろうか。
一口¥5000だったっけな。。。
とにかく、1日でも長く大好きな野球を続けられますよう祈りつつ観戦しております。


(▼写真は、その屋外のバスケットコートで打っている若き日の私。写真部の友人が撮ってくれて…ちょうど、今の甥と同い年の頃ですね。私が高校時代にテニスをやってる写真って、この1枚のみかな。実家に飾ってありました)

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